処遇改善加算Ⅰ
処遇改善加算の評価項目は次の通り
以下の項目をそれぞれ数値化し、その合計を訪問回数分加算するものとする
評価項目 | 100 | 80 | 60 | 40 | 20 | |
① | 資格 | 介福+CM | 介福+5種 | 介護福祉士 | 実務者研修 | 初任者研修 |
② | 技術力 | 講演指導者 | 研修指導者 | 現場コーチ | 普通 | 未熟 |
③ | 対応力 | 困難事例に対応 | 難しいケアに対応 | 困難事例に対処 | 普通のケア | ケアを選ぶ |
④ | 在籍 | 5年~ | 4年~ | 3年~ | 2年~ | 初年~ |
⑤ | ケア回数 | 月100~ | 月80~ | 月60~ | 月30~ | 月0~ |
⑥ | 職責 | 管理者 | サ責任 | リーダー | 普通 | 要研修 |
⑦ | 総合評価 | S | A | B | C | D |
①資格に関しては、介護福祉士>実務者研修>初任者研修となっており、介護福祉士で評価した場合は実務者研修や初任者研修の資格は考慮しません。
福祉用具専門相談員、同行援護従業者等の介護に関する様々な資格を評価に加えていきます。
②の技術力は、普通のケアに2回の同行訪問で対応できると『普通』。
③の対応力は、『体重が重い』『暴言などが見られる』『遠隔地』など、多くのヘルパーさんが敬遠してしまうようなケアへの対応力です。
④の在籍は、当事業所における在籍期間を評価します
⑤のケア回数は、利用者宅へ訪問する件数を評価します
⑤は職責に応じた加算をします。
⑥の総合評価は、利用者からの評判や、ケア時の姿勢、働く姿勢等を評価します。
特定処遇改善加算Ⅰのために
★1特定処遇改善加算の評価は、当事業所の管理者・サービス提供責任者の中から上記の『⑤ケア回数』以外の評価の総合計値が最も高い者1人の給与を月額8万円増額するものとする。
余剰額が出た場合は、管理者・サービス提供責任者の中から★1で選ばれたもの以外2名を選出し、その余剰学を均等に振り分けるものとする。
職場環境要件の提示について
「資質の向上」の取り組み
働きながら介護福祉士等の資格取得を目指す者に対する実務者研修受講支援や、より専門性の高い支援技術を取得しようとする者に対する喀痰吸引研修、強度行動障害支援者養成研修、サービス提供責任者研修、中堅職員に対するマネジメント研修の受講支援(研修受講時の他の福祉・介護職員の負担を軽減するための代替職員確保を含む)
更に、職員の資質向上のために様々な研修を行っております。また、研修を受けやすくするため、動画による研修も行っております。
事業所での集団研修と動画研修、個別に利用者宅での実地研修等により、的確に介護技術が向上する環境を作っております。
「労働環境・処遇の改善」の取り組み
働きやすい事業所を作るために以下の取組をしております。
・研修の受講やキャリア段位制度と人事考課との連動
・子育てや家族などの介護などと仕事の両立を目指すものの為の休業制度を充実
・非常勤から常勤への転換可能
・腰痛の負担を減らすコルセットの配布
・生産性を上げる為、タブレット端末を配布し、書類の削減・情報共有効率化を図る
・職場内コミュニケーションを円滑化し、従業員皆の意見を共有できる環境構築
・介護職員の気づきを踏まえた勤務環境や支援内容の改善
・ 事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成による責任の所在の明確化
「その他」の取り組み
・サービス等情報公表制度の活用による経営・人材育成理念の見える化
・ 中途採用者(他産業からの転職者、主婦層、中高年齢者等)に特化した人事制度の確立
(勤務シフトの配慮、短時間正規職員制度の導入等)
・障害を有する者でも働きやすい職場環境構築や勤務シフト配慮
・職員の増員による業務負担の軽減